QIE Multiple Angle LoRAでカウンターの裏側を描写
昨日、QIEでドール写真を着せ替えて遊ぼうという記事を投稿したところ、友人からQwen-Image-Edit-2511-Multiple-Angles-LoRAというLoRAの存在を教えてもらいました。
このLoRAやべーんですよ。1枚の写真から96種類ものアングルの写真を生成できるの。
マルチアングルの例
例えば、元絵がコレだったとしましょう。ここから、
こんな絵や、
こんな絵が出せちゃう。
高速化LoRA使っているというのもあり、RTX-4070で1回あたりわずか30秒程度です。
Custom Node - Multiangle Camera
LoRA単体だと、Promptで「<sks> front view eye-level shot close-up」とか「<sks> left side view low-angle shot wide shot」といった文章で角度の指定を行うのですが、Qwen Multiangle Cameraという3D表示できるカスタムノードもあり、それを使うとこんなふうにノード画面で直感的に角度を調整できたりもしちゃう。
※サンプルのワークフローだと追加プロンプトが書けないので、自前でテキストボックスと連結ノードを配置して、追加プロンプトを書けるようにしたほうが、隠れて見えない部分の描写が正確になりますこれで何をしたいかというと………
コンビニカウンターの裏側を見る動画
こんな動画が簡単に作れてしまうわけです。(実験なので画質が悪いのはご容赦ください)
Qwenでマルチアングルが作れると何が嬉しいのか?
今までもWanVideoで「The camera circles around her.」のような指定をすればカメラアングルをまわすことは出来ました。
しかし、これはけっこうガチャが必要だし、高速化LoRA使っても5秒の動画生成するのに120秒くらいはかかるんですよね。
更に致命的なのは画面外の絵柄はすべてWanVideoになる点。
当たり前ですよね。SDXLで生成しても、カメラがまわって見えてない部分が描写されるときはWanVideoの絵柄で描かれます。これがけっこうな違和感になるため、FLF2Vのワークフローを使い、始点と終点の画像を指定して動画を作るわけです。
でも、今まではSDXLで角度を付けた絵を出すのは超大変でした。だって、side viewとかthree-quarter viewとか指定してもなかなか言うこと聞いてくれないんだもの。
角度があったと思ったら背景が違う。そんなの当たり前でした。
だから、以前作った動画ではキャラクター切り抜いて、レイヤーを別にして動画で重ね合わせるなど、涙ぐましい努力をしてきました。
ところが、このQwen Multiangle LoRAを使えば、わずか30秒で異なる角度の絵を出せちゃう。
もちろん絵柄は変わりますよ。許容範囲のこともありますが、フレーム外の描かれていない部分はQIEのモデルで新規に描かれるわけだからそれは当然。
でも背景に破綻がほとんどないんですよ。
だったら、SDXLのi2iを通せば良いだけでしょ?
つまり、
- SDXLで元絵を生成
- 1の絵におもいっきり角度を付けた絵をQIE Multiangle LoRAを使って生成
- 2の絵をSDXLでi2iして清書
これだけで、絵柄を保った状態の開始フレームと終了フレームが出来上がるのです。これをWanVideoのFLF2Vワークフローへ流し込むと先述の動画が出来上がるというわけ。
繰り返しになりますが、実験なので640x384pxという低解像度で作っており、画質が悪いのはご了承ください。
ちゃんと時間をかければ綺麗になります。それも人間の時間を使うわけじゃなく、ボタンを押して放置する時間が長くなるだけのことです。
すげえ時代がやってきたもんだなぁ…。
謝辞
オープンソースおよび生成モデルの制作者の皆さまに感謝します。
- 元絵生成
- ComfyUI
- Model:Nova Anime XL v13.0
- 動画生成
- ComfyUI公式テンプレート「Wan 2.2 14B画像からビデオ」
- ComfyUI公式テンプレート「Wan 2.2 14B最初-最後フレームからビデオ」
- LoRA: Outsauce - Wan 2.2 I2V
- 画像編集
- ComfyUI公式テンプレート「Qwen Image Edit 2511」
- LoRA: Qwen-Image-Edit-2511-Multiple-Angles-LoRA
- Custom Node: Qwen Multiangle Camera














